発達障がい スマイルカット
きっかけは、子どものカットでした…
11月25日京都へ行って「スマイルカット」という講習会に行って参りました。
少し長文になりますが、素直に私が思った事を記事にしたいと思います。
現在10人に1人の割合で発達障がいだと言われております。
今まで私は「子どものカット」は特に意識もせず普通にしておりました。
ジッとしないお子さんや、極端に動いてカットをさせまいとするお子さん、中には店にも入るのを渋る子なども今までにたくさん見かけました。
ま、そんなもんかなーくらいにしか思いませんでした。
実は正直に申しますが若い時は、「イヤだなー」「ちょっと面倒だなー」時には軽くイラつくこともありました。
お母さんが頭を抑えて無理やり切ったり、子どもが寝ている間に親御さんが切ったり、カット自体も断念して帰られるお子さんもいらっしゃいました。
私の若い頃は「発達障がい」という言葉があまり浸透してなかったように思います。
ですが今、私の周りには意外と「髪を切るのをイヤがる(または泣く)」という知り合いのお子さんが多い事に気付きました。
それは障がいの有無に関わらずあるようです。
そしてある日、Facebookでお友達美容師さん(大阪在住)が、発達障がい児を300人切った…という方にお話を聞いてみようと思い、連絡してみたところ、「近々でスマイルカットの講習会あるから、お時間合えば行かれたらどうです?」…と言われ、実は自分の子どももカットの時に泣くので、「理由を知りたい」という単純なきっかけで伺いました。
「子ども」「保護者」「美容師」全ての人が笑う…それがスマイルカットの命名でした。
そこで、色んなことを知りました。
特に保護者の方の苦悩を…
〇保護者はお店に気を遣ったりするためになかなかお店に行きにくい。
〇色んなお店で断られた続けて、精神的につらい。
〇今体力があるうちは良いが、自立できるのか、この先も1人にさせられないという不安
講義の途中ではカットしている様子の動画も観ました。
その様子は発達障がい児だけでなく、ダウン症の方のカットもありました。
髪を切るのをイヤがる子どもは障がいの有無に関わらず「何か理由がある(聴覚過敏、感覚過敏、多動症)」…その理由を突き止めて、1つずつ解決して、店内に入るのさえイヤな子どもでも、最終的には1人で美容室に行けるようにする…
決して無理をせず、時には切らないことも必要…
「気持ちいい」と感じられる権利は誰にでもあるということ。
それがスマイルカットの定義でした。
そして、そこにはまだまだ若い20代の美容師が関わってらっしゃり、自分の若い頃の反省や、これからの若い美容師もお店の垣根を越えて素晴らしい考えでサロンワークをこなしている事に刺激を受けたり、色んな感情が私の中に湧いてきました。
今回はここまで。つづきはまた次回の記事にて、「サクラ」では何ができるのか…を書きたいと思います^^
最後まで読んでくださりありがとうございました^^
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